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2023/11/17 医療事務管理

【医療事務管理学科】救急救命学科との合同授業

医療事務管理学科2年生と救急救命学科3年生が、2日に分けて合同授業を行いました。

あまり接点のなさそうな二つの職種ですが、実はすごく連携が必要な職種なのです。

授業開始時には、お互いの自己紹介として
医療事務管理学科の2年生が作った名刺を交換するマナー講座からスタートしました。
お互いが最高学年だということもあり、内定先なども伝えたり、これから社会に出てからの連携も楽しみです。

1日目は、救急救命学科から。
もしものことがあった時に知っておくべき「一次救命処置」についての授業です。
大切な「声かけ」や、周囲にいる人たちとの連携方法や、AEDの操作方法などを救急救命学科の学生が説明し、
医療事務管理学科の学生がモデラ―を使って練習しました。

高校生の時に講習を受けたことがある学生も、「忘れていたことが多く今回振り返ることができて良かった」などの感想が上がっていました。

 

続いて2日目は、医療事務管理学科から。

電子カルテシステムの普及率が上がっていることから、医療従事者の必須スキルとなっているため
電子カルテの書き方やポイント、代表的な記載方法「SOAP」について説明しました。
実際に、問診票や保険証などから電子カルテの書き方を実践しました。

「説明しながら、うまく伝わっているのか不安だったけど、すごく質問してくれたりスムーズに進めることができた」などの感想が上がっていました。

そして、この二つの職種の連携が必要な「救急隊からの電話応対」のロールプレイングに挑戦しました。
「救急隊」「病院受付」「医師」の役割を作り、離れた場所に待機。「病院受付」として医療事務の学生は、状況が見えない状態で連絡を受け、必要な情報を得て報告をし、医師からの指示を受けることが実践内容です。

救急へ通報があり、救急隊が現場に駆け付けるところからスタートします。
「救急隊」が、通報者や傷病者本人から状況を確認し、病院へ救急受け入れの連絡をします。

「救急隊」から連絡を受け、必要な情報を聞きながらメモを取ります。
必死に、でも冷静に情報を聞き出しながらメモを取る姿に、そばで見ていてドキドキしました。

「救急隊」から得た情報を「医師」に報告、受け入れなどの指示を受けます。

ここまでで、伝わってきた情報と、その結果どんなことが予測されたかなどの結果を
「救急隊」などがいる現場へ戻り、答え合わせです。

先生からの解説なども聞き、それぞれの職種がどんなことに気をつけなければならないのか、連携をスムーズにするにはどうしたらいいのかなどを振り返りました。

「病院受付」として実践した学生からは、
「救急隊からの電話内容がうまく聞き取れなかったり、メモをしていても後から読めないような書き方をしていたりと、緊張から全然上手にできなかった、必要な情報を引き出すこともできず、知識不足を痛感した」などの感想がありました。
お互いの職種を理解し、ロールプレイング形式で実践する学びの良さが出た授業だったと感じました。